お知らせINFORMATION

2016.02.12MESSAGE

<代表メッセージ>2016年2月12日 平成27年12月期決算短信

 いつもありがとうございます。
 本日平成27年12月期決算短信を発表させて頂きました。前期につきましては、事前に下方修正をさせて頂いた通りですが、事業再生事業における子会社である株式会社十勝たちばなに関わる大幅な減損を実施したこともあり、大幅な最終赤字となっております。株主様はじめ、関係者の皆様には、ご心配をお掛けし大変申し訳ございませんでした。来週18日に決算説明会を予定しておりますが、事前に事業再生事業である株式会社十勝たちばなの状況についてご報告をさせて頂きたいと思います。

 昨年9月から社長を交替し、経営体制を一新し早急に改善をすべく日々取り組んでおります。昨年後半は1店舗の売却。今年に入り、十勝たちばな不採算店舗の閉店、沖縄しゅり春秋不採算店舗の売却、そして今後3月末の引き渡しになりますが十勝たちばな本社ビルの売却と立て続けに対応致しました。特に本社ビルの売却においては、川口工場の大利根工場への統合や物流機能などの業務部門の移転、そして本社機能の千歳烏山への移転が伴います。現在急ピッチで組み立て、スムーズに移管できるよう対応しております。このような状況のなか、確実に数字は変化しております。具体的にご説明致します。先ずはそもそも十勝たちばなを買収し、流通業に特化した事業再生事業に乗り出した目的を述べさて頂きます。

目的① 既存事業(フィールド事業)を活かし、第2の事業の柱を構築する

フィールド事業のDB、ノウハウを活かした事業を模索したなかで市場規模の大きいビジネスであり、我々が手掛けるべきビジネスだと判断しました。

目的② 既存事業(フィールド事業)への寄与

再生の現場を通じて得たノウハウを既存事業の顧客へ提供していく。ノウハウの蓄積と人財育成が可能となります。

目的③ 社会性ある事業の創造

伝統ある川口、千歳烏山の銘菓企業「十勝たちばな」の存続と再生。そして更なる成長戦略を推進する中で、雇用拡大が可能となります。

次に数字の変化をご報告いたします。下記は前期平成27年12月期と前々期平成26年12月期のPLの概要になります。

平成27年12月期PL図表

前期は先ずは出血を止める、ということで赤字解消のための大胆な構造改革を実施。売上原価率、固定費の低減を実施しています。そして現在注力している内容です。

「 製造効率化による更なる原価率低減」

自社製造と外部委託製造の両輪で、品質向上と原価率低減を図ります。
・自社製造
既存のラインで大量に生産でき、且つ原価率の低い製品は自社製造を行います。稼働率UPによるより一層の原価低減を図ります。

・外部委託
現在自社製造であるが、原価率の高い製品は外部に委託し製造を行う。十勝たちばなのノウハウは十分に活かす。ノウハウとは、「商品企画力」「伝統のレシピ提供」「安心・安全な品質管理体制」です。

「集客力の強化」

・店頭での声掛け
・店内での推奨商品の説明
・再来店促進の施策(月間パスポート、期間限定クーポン)


「業務効率化・高度化」

・需給調整機能の強化
・倉庫、物流機能のアウトソーシング

以上を今後清々と進め、移転等々が落ち着く平成28年度第2四半期にはきちんと数字を出せるように致します。
最後に今後の弊社が第2の事業の柱としていく事業再生案件の考え方をご説明させて頂きます。

「当社が手掛けるべき事業再生案件キーワード」

・フィールド事業(既存事業)とのシナジー
・流通関連業種
・理念浸透

「メディアフラッグ式事業再生モデル」

STEP1 理念浸透ステージ「意識を変える」
・経営理念、日報システム、人事考課、委員会、現場巡回、社内イベント
STEP2 改革実行ステージ「数字を変える」
・販管費削減、原価低減、売上拡大
STEP3 成長戦略ステージ「事業再生の実現」
・更なる成長戦略

現在十勝たちばな再生においては、STEP2の最終段階だと思っております。そして今期は合わせてSTEP3の成長戦略をしっかりご確認頂けるよう対応して参ります。今後とも何卒宜しくお願い致します。

株式会社メディアフラッグ

代表取締役社長

福井 康夫

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